製鉄所の生産/物流現場で蓄積した最適化ノウハウで
お客様の意思決定最適化を支援します。
最適化ソリューションとは?
閉じるビジネスでの意思決定は、経営トップから現場ラインに至るまで常に、『限りある資源を、どのように最適に活用すれば、最大の収益もしくは最小のリスクになるかという命題に対して、大量かつ複雑な条件の組合せの中から最適な条件を選択し意思決定すること』と言えます。
昨今では、企業活動のグローバル化によるサプライチェーンの拡大、販売価格やコストの不安定な変動、環境規制や法規制などの遵法対応など、最適解を導き出すために考慮しなければならない制約条件は、ますます複雑かつ変化が激しくなりつつあります。
しかしながら、依然として数多くの企業では、現場の製造スケジューリングや配送計画などの計画立案、サプライチェーンの製造・物流拠点の設計などの戦略的判断を、ベテランの計画担当者による経験と表計算ソフトによる手作業に頼らざるを得ないのが現状です。
このような企業における『意思決定の最適化』というテーマを、JFEスチールの製鉄所の生産/物流/エネルギーの現場で蓄積した最適化技術の適用ノウハウと世界実績NO.1の最適化ツールを活用し、解決いたします。
数理モデル 最適化エンジン
SCM最適化ソリューション
閉じるお客様のサプライチェーンにおける、需要計画(PSI計画)/生産計画/物流計画/在庫計画等の領域の各課題に対して、鉄鋼・自動車・電機などの製造業、および物流・流通業などで豊富な実績と最先端のノウハウを保有するエンジニアがコンサルティングいたします。
このようなビジネス課題はございませんか?
閉じる「最適化ソリューション」は、このような課題にお応えします。
課題1
刻々と制約条件が変化するビジネス環境下にあり、最適な業務の意思決定が難しい。
SCM | 需要予測・需給計画 |
---|---|
要員配置 | 工場における要員計画・シフト管理 |
生産管理 | 生産スケジューリング |
在庫管理 | 在庫水準の最適化 |
物流 | 物流拠点の最適化 |
エネルギー | エネルギーバランス |
課題2
ベテラン計画担当者による経験と表計算ソフトによる手作業によって数多くの業務の意思決定がなされている。
特長
閉じる「最適化ソリューション」の特長は、以下の通りです。
特長1
お客様の現実問題を専門コンサルタントがヒヤリング、制約条件や目的を整理・分析し、最適化問題としてモデル化します。
特長2
モデル化された最適化問題の構造や特性を分析し、的確な手法(線形計画法、混合整数計画法、組合せ最適化法など)を選定あるいは開発します。
特長3
変数や制約条件が非常に多い大規模案件に対する経験も有します。
JFEシステムズが選ばれる理由
閉じる豊富な最適化技術の実践ノウハウ
広大な敷地と巨大な設備で、数多くの製品の生産とデリバリーをコントロールしなければならない製鉄業。
その生産と物流の現場では、生産・物流コスト、生産効率、品質、顧客満足度などお互いがトレードオフの関係となる指標をすべて考慮しながら、最適な操業を実現しなければなりません。
JFEシステムズは、このようなJFEスチール全体の生産、物流、SCM、エネルギーなどあらゆる領域において、最適化テクノロジーを用いた意思決定支援システムや自動操業システムを、企画、開発、運営してきました。
この製鉄所での生産や物流の現場で蓄積した最適化テクノロジーのノウハウを基に、世界実績No.1の最適化ツール群を活用することにより、お客様が生産現場で抱えている『難解なプランニングや制約の多いスケジューリングの問題』 を解決できるのです。
最適化コンサルティング
閉じる実践経験豊富なコンサルタントがヒヤリングします
- お客様がお悩みの複雑な意思決定の課題やスケジューリングの問題を、専門コンサルタントがヒヤリングし、それらの問題における制約条件や目的関数、変数などの要件を整理。その上で、お客様とともに、最終的に目指したい業務改革のあるべき姿を共有します。
- その問題の構造や特性を分析して、数理モデル(線形計画、混合整数計画、組合せ最適化など)で定式化します。
- 構築した数理モデルに基づき、的確な最適化エンジンを開発あるいは選定し、最適を求解するアルゴリズムを設計・開発します。
- さらに、意思決定システムとしての必要な、機能、操作性、周辺システムとのインテグレーションや実際の運用プロセスなども考慮しながら、最適化システムを開発していきます。
最適化導入プロセス
コラム:なぜ今最適化技術に注目が集まっているのか?
閉じる最適化技術は、製造、物流、エネルギーなど幅広い領域で古くから適用されており、JFEスチールでも1960年代から、「原料混合の最適計画」「加熱炉の最適操業」などの領域で数理モデルを適用した計画システムを構築しています。
また、1990年代には組合せ最適化問題への応用例、2000年代には混合整数計画法への応用例が増えてくるなど、アルゴリズム研究の深化とコンピュータの性能向上が進むことにより、最適化技術が適用される業務領域も拡大してきました。ただし、まだ高度な専門家の領域であり、当時のコンピュータ性能ではまだ長い計算時間を必要としていたため、バッチ型の計算処理であり、大企業向けの高価なシステムという印象が強いものでした。
現在、コンピュータの計算速度向上とアルゴリズム改良による最適化ソフトウェアの探索速度(計算速度)向上により、最適化計算の処理速度は15年前の数百万倍も大幅に高速化。従来よりも大規模な最適化問題が高速(短時間)で解けるようになりました。
これにより、従来のバッチ型でかつコンピュータ依存の意思決定システムから、対話型シミュレーションで結果を確認しながら人間が意思決定できるシステムとして活用できるようになったのです。
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