

天災・円高・材料高・需要変動・グローバル化等の市場環境変化は、日本の製造業のサプライチェーン/ロジスティクスの現場に大きな影響を及ぼしました。
原材料、部品・部材の調達が困難になったことは、製造業に大きな打撃を与え、物流拠点の見直しを迫られるケースが増えています。これらの市場環境変化によって、日本の製造業は、サプライチェーン/ロジスティクス戦略の大幅な見直しに迫られています。


市場環境の変化以外にも、サプライチェーン/ロジスティクス戦略には様々な問題が山積していました。
サプライチェーン/ロジスティクスの課題(責任者)

- 合併や事業統合により、倉庫/ラインが統合された
- 業績悪化に伴い、ロジスティクスコスト圧縮が急務となっている
- 海外需要の増加に伴い、海外に新工場を新設する
- 製品ごとに異なるSCM戦略(サプライヤ、委託加工工場、出荷先等)を検証する必要がある
- これらのシュミレーションをExcelで行っているが限界を迎えている
サプライチェーン/ロジスティクスの課題(企画部門・経営者)

- 荷主に対してロジスティクス視点からの提案をしたい
- 輸送ルート・輸送手段が適切か検証したい
- 物流部門に製造拠点/生産計画をリードさせたい
- グリーン物流対応に迫られている
これらの課題に、どのように対応していけばよいのでしょうか?

JFEシステムズは、親会社である「JFEスチール」の生産や物流の現場で蓄積した最適化テクノロジーノウハウを基に、経験豊富なコンサルタントがお客様の課題をヒヤリング、数理モデルとして整理・設計します。 また、世界での実績NO.1の最適化ツール群を活用した「拠点物流ネットワーク最適化テンプレート」を開発、お客様の課題を解決しています。

輸送手段・輸送ルート・保管拠点・保管スペースを最適化。
輸送費・入出庫費・保管費の最小化を実現。




JFEシステムズが取り組んだ適用事例のうち、『物流センター新設・統廃合事例(日本を代表する大手食品・飲料の製造メーカ様)』をご紹介いたします。

背景
- 市場環境(生産、調達、市場、規制)の変動が激しく、サプライチェーンの見直しが緊急の課題。
- 特に、震災や国内市場の成長鈍化に合わせた、物流戦略の見直しが求められている。
- 物流拠点最適化検討や、輸送モードやアウトソーシング、CO2削減などの戦略検討など、見直しのための戦略シミュレーションが求められている。

最適化の制約条件

最適化解法の特徴
- 経営戦略の意思決定をサポートするため、複数の戦略シナリオに応じたシミュレーションができるツールとして開発。
- ユーザー独自に、需要量データ・制約条件などのパラメータを自由に変更しシミュレーションできる様に、ユーザーの意思決定プロセスを考慮してシステム開発。
- 最適化エンジンのパラメータ設定や、数理モデルの解法の工夫・チューニングにより、複雑な条件設定をしても、高速に最適化計算ができるよう設計。
<シミュレーション・シナリオ例>
シミュレーションでは、様々な視点から最適化のシミュレーションをすることも可能です。
これらの算出結果を基にトレードオフを比較し、最も有益なネットワーク戦略を立てることが可能です。

結果
- 将来の需要予測に合わせた、拠点配置の見直しに着手できた。
- 倉庫会社や運送会社との契約条件の交渉に利用できるようになった。

※定量的な数字は改善イメージです。

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