Microsoft Dynamics 365用原価テンプレート

SIDEROS CC TEMPLATE for Microsoft Dynamics 365は、全世界22,000社以上に導入されていERP（生産・販売・原価・会計）パッケージ「Microsoft Dynamics 365」に、製造業で必要な実際原価計算機能を実装した原価テンプレートです。

Microsoft Dynamics 365標準の原価管理機能（CC：Cost Control）は「標準原価計算方式」であり、お客様から「実際原価計算方式」対応のご要望を頂いた際は、当社は個別アドオン開発で対応してまいりました。この度、お客様からの数多くのご要望を受け、実際原価計算方式にも対応している当社開発の原価管理パッケージ「J-CCOREs（ジェー・シー・コアーズ）」のノウハウを活用し、Microsoft Dynamics 365向け原価テンプレート「SIDEROS CC TEMPLATE」を開発いたしました。
「SIDEROS CC TEMPLATE」は、実際原価計算方式に必要な機能および帳票を実装し、製造実態に基づいた精度の高い原価データを提供し、お客様の収益計算や投資計画、商品戦略を支援します。

従来から当社が販売しているMicrosoft Dynamics 365向け SIDEROSテンプレートシリーズのラインアップに、新たに原価テンプレートが加わったことで、販売・購買・在庫・会計・原価・生産管理などの幅広い業務への対応が可能となり、より一層スムーズで高品質なシステム構築が可能となります。

「SIDEROS CC TEMPLATE for Microsoft Dynamics 365」は、このような課題にお応えします。

＜業務面＞

• 製造実態に基づいた正確な製造原価の算出を実現したい
• 製各製造工程の受払情報をもとに工程ごと・製品ごとの製造原価を算出すころがし計算を実現したい
• 原価管理の業務が属人化・複雑化しており、担当者の負担が大きい
• 工場ごとにExcelなどで原価計算を行っており、データの集計や解析に時間がかかる

＜システム面＞

• Dynamics 365で原価管理を行うことで、導入コストや運用コストの低減を図りたい
• 快適なシステム操作性、データの利活用促進を実現したい
• Dynamics 365だけなく、個別の生産システムなど外部システムとの連携を考えている
• 国内のみではなく、将来的には海外法人での活用も考えている

1. 実際原価計算・ころがし計算の提供

   製造実態に即した部門別・製品別・原価要素別の製造原価の把握を実現します。
   実際の原料、部品使用量に基づいた正確な原価計算を行うため、月中での使用原料、部品の変更や代替品が使用された場合でも、生産実態に合わせて計算が可能です。
   また、生産データと消費データの関連に基づいて、上流工程から順にころがし計算を行うため、テンプレート上で作業手順や工程順を定義する必要はなく、新製品の発生や工程変更にも柔軟に対応が可能です。

2. 製品別損益計算の提供

   販売費用も実際の販売数量に基づいた部門別・製品別・原価要素別に配賦が可能です。
   最終的には、「製造原価計算結果」と「売上実績」から製品別損益計算が可能です。

3. 原価表・受払表・損益表など帳票類のExcel出力機能の提供

   計算結果は画面表示だけでなく、Excel出力も可能です。ユーザ自身での自由にレポート作成が可能になります。

4. Excelを利用した外部システムのデータ取込み機能の提供

   外部の生産システムや販売システムを利用する場合は、Excelで製造実績や売上実績データの取込みが可能です。

5. 英語表記の対応

   国内に加え、海外法人でも原価テンプレートが利用可能です。

適用範囲と機能

帳票例

＜品目別受払表＞

＜原価表＞

＜損益表＞