資本コストや株価を意識した経営
最終更新日:2025年4月25日
現状認識(2025年4月25日開示)
当社は、資本コストや株価を意識した経営の重要性を踏まえ、株主資本に対する収益性指標ROEを重視しています。
2021年3月期以降の足元のROEは16~18%と、当社が認識する株主資本コスト(7%)を上回る水準で推移しており、直近のエクイティスプレッドは良好な水準にあります。
一方、2026年3月期業績見通しにおいては、収益の低下を計画していることから、ROE水準は一旦踊り場に入ることが見込まれます。早期の収益性改善と事業成長を実現するための経営資源配分を中期経営計画 2025-2027のなかで進めていきます。
また、適正な市場評価を得るべく、 PBRに加えPER・EPSなどの株価関連指標の推移を注視し、当社理解の促進に繋がる情報開示および取締役会への定期的なフィードバックなどの改善策を講じていきます。
資本効率性
- 当社の資本コストは、おおむね7%程度と認識。2021年3月期~2025年3月期のROEは16~18%と、資本コストを大幅に上回る業績を達成。
収益率の向上
- 営業利益率においても、10%を超える水準を継続。
市場からの評価
- 市場からの評価は高いとは言い難く、株価収益率(PER)は10倍前後、PBRは1.5~2倍の範囲で推移しており、同業他社と比較すると劣後している認識。
今後の方針
現状認識を踏まえ、当社の課題改善に向け大きく3つの対応を講じます。
- 親会社(JFEスチール)への依存度を低減させ、一般顧客向け事業を伸長することで、事業ポートフォリオの転換を図る。そのため、経営資源の配分を見直し、投資を進める。
- 投資家の皆様に当社の戦略および事業の状況をご理解いただけるよう、情報開示のあり方を再検討し、従来よりも多くの情報を発信する。
- 株主様への還元を従来にも増して意識し、配当性向を50%目途まで高める。
詳細は、4月25日に発表した「2025年3月期 決算説明会資料」および「2025年3月期 決算説明会/中期経営計画 2025-2027(スクリプト)」をご覧ください。
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