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JFEスチール株式会社JFEスチール株式会社 様

取材日:2019年08月

SKILL NOTE
導入事例

業種
鉄鋼
キーワード
  • 人材育成システム
  • スキル管理
JFEスチール株式会社

SKILL NOTEで生産拠点ごとのスキルマップや技能分析結果を分かりやすくビジュアル化。
ものづくり現場の技能伝承と組織力向上に活用しています。

鉄鋼分野で世界トップレベルの技術力を持ち、グローバルでビジネスを展開しているJFEスチール株式会社(以下、JFEスチール)は、生産現場における技能伝承と組織力向上のため、SKILL NOTEを活用して人材育成システムを刷新されました。その経緯と効果について、労政人事部人材企画室長 加藤 健吾氏(写真右)と同 主任部員(係長)辻 賢二氏(写真左)に詳しく伺いました。

JFEスチールの業態

- JFEスチールについて教えて下さい。

JFEスチールは、2003年、川崎製鉄と日本鋼管が統合して発足した鉄鋼メーカーで、「常に世界最高の技術をもって社会に貢献します」という企業理念のもと、独自性や機能性の高い“鉄”を製造し、社会に提供しています。
生産拠点は、東日本(京浜、千葉)と西日本(福山、倉敷)にある2つの臨海型大型製鉄所をベースに、パイプの専門工場である知多製造所と棒鋼・線材専門工場である仙台製造所で構成され、最先端の技術力による高品質な鉄鋼製品の生産を、効率的に行っています。
従業員数は44,975名(連結2019年3月末現在)、売上高は2兆8,306億円(連結2019年3月期)です。

JFEスチール

社員の技能向上のために、SKILL NOTEを使って人材育成システムを刷新

- SKILL NOTEはどのように活用されていますか。

JFEスチールでは、2014年、SKILL NOTEを活用して人材育成システムを刷新しました。人材育成システムは、生産現場で働く社員の技能を把握し、向上させるためのシステムで、大きく分けて2つの使い方をしています。

まず、生産現場における社員の技能管理のために、現場管理者が使っています。現場管理者は配下の社員と半年ごとに面談して、人材育成システムに登録されている前回の面談時に設定した目標の達成状況について話し合い、新たな目標を設定しています。また、現場で必要となる作業項目について、各社員が安全かつ的確に作業を行えるレベルかを5段階評価し、人材育成システムに登録しています。

2点めに、人事部門が人材育成システムを使って、生産拠点間や世代間等の技能レベルの比較・分析を行っています。これらの分析データをもとに、本社の人事部門では、全社で重点的にレベルアップを図るべき年代や、特に強化する必要のあるスキル分野を確認し、全社の施策へと反映させます。また、各拠点においては、人材育成委員会という定例の会議体を開催し、拠点内の技能レベル推移の共有を行っています。

以上が人材育成システムの使い方ですが、人材育成システムには人事システムに登録されている公的資格の取得・期限情報や異動履歴などのデータを自動的に同期しており、分析ツールに連携して、多面的なデータ分析も行っています。中期経営計画や利益計画策定等の際に経営層にデータを開示し、活用することもあります。

SKILL NOTE導入前の課題~急速な世代交代での技能承継に不安があった

- 人材育成システムの刷新を計画された理由について教えて下さい。

前述のように、JFEスチールは2003年の会社統合により発足しましたが、その際、人材育成システムは京浜地区で利用されていたものを他地区にも展開することで、全地区で統一的に管理が出来る体制を構築しました。しかし、元々複数拠点で利用することを想定して構築されたシステムではなかったため、拠点ごとに異なる技能項目の登録数増加によってデータ参照のレスポンスが悪化していました。また、データ分析においては、データをエクスポートして、つぎはぎ加工しており、高度な分析やビジュアル化が難しい状態で、現場も人事部門も使いづらさを感じていました。

また、2013年頃は団塊世代の社員の多くが定年で退職していく中で、急速に世代交代が進んでおり、その後も更なる世代交代が見込まれている中で、ベテラン層の技能を中堅~若手層の社員に継承することが急務となっていました。

そこで、現場で働く社員の技能レベルや技能継承の状況を、より視認性や利便性の高い形で把握し、生産に必要な技能の維持・向上に結びつけられるようなシステムへ刷新することにし、スクラッチ開発含め3製品を比較検討しました。

加藤氏

「SKILL NOTEのスキルマップの機能は要望していた通りの内容で見たときに『これが欲しかったんです』と言ったほどです」
加藤氏

製品検討の要件~技能レベルを可視化し、不足しているものをすぐに把握できること

- どのような要件で製品を検討されましたか。

従来システムの機能が保持できることや人事システムとの連携ができることに加え、以下の条件で比較しました。

1.技能項目を定常・非定常などに区分できる分類の追加

技能の中には、定常的に発生する作業に関するものと、操業トラブル等のイレギュラーに発生する作業に関するものの2種があります。これらを区分し、かつ視覚的に分かりやすく表示する分類の追加を条件としていました。

2. 同部門内の工場間での技能・教育項目の共通化

生産工程や設備に共通性がある同部門内の工場においては、共通の技能や教育項目を設定し、管理する必要があります。この項目の共通化を要件の1つとしていました。

3.自由度の高い解析

各生産拠点が保有する技能レベルを様々な切り口でビジュアル化し、ひと目で把握できる分析シートや、技能向上のための教育効果を把握できるグラフを出力したいと考えていました。横断的に技能レベルを把握・比較し、弱点を見つけ、教育を強化すべき技能を明らかにし、また、取り組んでいる人材育成方法が適切かどうかをすばやく判断することができるからです。

4.ISO9001(品質マネジメントシステム)に対応していること

JFEスチールはISO9001の認証を取得しており、技能教育体制についてもISO9001に適合していることが求められます。認証審査で必要となるスキルマップ機能に対応していることも条件としました。

- SKILL NOTEを採用された理由は何ですか。

スキルマップは、まさに私たちが希望していたものでした。その上、SKILL NOTEは、現場の要望にもマッチしており、他の条件も充分に満たすシステムであったため、SKILL NOTEを採用することにしました。

SKILL NOTEサンプル画面イメージ

導入効果~横断的な分析ができ、重点的に取り組むべき技能が明確に

- 人材育成システム刷新の効果について教えて下さい。

具体的には以下の効果が出ており、人材育成に資する確固たるシステムができ上がったと考えています。

1.レスポンス改善による業務効率の向上

数分ほどかかっていたレスポンスが数秒になり、操作性も向上したので、業務効率が格段にアップしました。従来は、あまりにも処理時間が長いので、作業が滞ることが多かったですが、現在は、業務時間中に待つことなく出力できています。

2.会社全体での技能レベルの把握と横断的分析を実現

社員や生産拠点が保有するスキルを一元管理できるので組織横断的な分析が可能となり、会社全体での技能傾向の把握や生産拠点単位での技能レベルの比較ができるようになりました。それにより、現在育成すべき技能や将来的に不足する技能を明確にすることができ、ポイントを絞って会社の競争力の維持・強化に努めることができています。

辻氏

「検索機能が充実しており、様々な条件で検索できるので、多面的な分析ができると好評です」
辻氏

また、個人の育成計画も可視化できたので、現場管理者は誰がどのような技能習得に取り組んでいるのかすぐに把握できますし、社員も自身の達成度が一目で分かるので、ステップアップのために技能向上に前向きに取り組むようになりました。

3.重視する技能の早期育成を実現

全ての技能を同列に扱うのではなく、安全性確保に関する技能など重視したい技能は色をつけて目立たせられるようになり、重点技能が早く習得されるようになりました。

SKILL NOTEへの評価~技能の維持・強化には必須で、協力会社にも導入

- SKILL NOTEに対する評価についてお聞かせ下さい。

まず、グラフや表で技能レベルを把握できるので大変分かりやすく、現場からも好評です。また、当初要件ではなかったSKILL NOTEに搭載されている機能も使うようになり、人材育成システムの活用の幅が広がっています。SKILL NOTEは、技能の維持・強化にはもってこいの製品ですので、現場の協力会社にも展開してもらっています。

- JFEシステムズのサポートはいかがでしたか。

JFEシステムズは、私たちが要望していることを上手く聞き出し、システム化してくれました。また、SKILL NOTEの開発元と交渉して、標準機能の追加をしてもらったり、対応ができない箇所については既存の分析ツールと連携させて同様のことができるようしてくれたりなど、JFEスチールがやりたいことを実現させてくれました。使い勝手がよいシステムができあがったのは、JFEシステムズのサポートのおかげです。

今後の取り組みの予定とJFEシステムズに対する期待

- 今後、どのような取り組みをされる予定ですか。

現在、JFEスチールは多くの若い社員が入社しており、社員の早期育成が課題となっています。早期に目標を達成できるよう、人材育成システムを徹底的に活用したいと考えています。また、今後は、教材のデータベース化やVRやCGを使った教育など、ITを活用した人材育成を強化していきたいと考えています。

- JFEシステムズに対する今後の期待について、教えて下さい。

JFEシステムズには、SKILL NOTEのようなJFEスチールにマッチした製品の紹介や製品を使いこなすノウハウの提供など、IT化を進めていく上でのサポートをこれまで通りお願いしたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

- お忙しい中、貴重なお話しをありがとうございました。

※ 実績紹介に記載された情報は取材時点のものであり、お客様の社名などが閲覧される時点で変更されている可能性がございますがご了承ください。

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