サステナビリティ
JFEシステムズ株式会社
ダイバーシティ通信 第4回
改正「育児・介護休業法」に伴う男性育休取得推進に向けた取り組み
変わる! 日本の男性育休
改正「育児・介護休業法」が、2022年4月・10月、2023年4月と段階的に施行されます。ダイバーシティ通信第4回は、今回の法改正に伴う「当社男性育休取得推進に向けた取り組み」をご紹介します。
男性育児休業・休暇取得率100%達成目標を策定
2022年4月、当社は男性育休取得をより積極的に推進すべく「男性社員の育児休業・休暇取得率100%達成」目標を策定・公表しました(2021年度男性育休・休暇取得率は70.0%)。
本目標は、積極的に育児・家事に関わりたいという男性社員の希望を実現するとともに、育児・家事をパートナーと分担することで、社員一人ひとりが自分らしくキャリアとプライベートを両立できる働き方を目指すことを目的としています。
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当社20代男性の9割以上が育休を希望
男性が育休取得しやすい環境整備に向け、当社は、社内で「男性育児休業についての現状把握アンケート(*)」を実施しました。
アンケート結果から分かったことは、当社20代男性社員の94%が「育休を取得したい」と希望していることです。
また、男性育休取得が出産直後の母親の不安を軽減し、家族との絆を深め、周囲へのワークバランスへの理解に加え、仕事の取り組み姿勢にも好影響を与えていたことも分かりました。
さらに、当社男性育休取得に向けた課題のワースト3は、「業務調整」・「制度理解が不十分」・「周囲に育休取得者(ロールモデル)が少ない」であることも新たに分かりました。
育休取得の現状、意識等の把握を目的に実施。対象([ ]は回答率):①10歳までの子を持つ男性社員173人[79%]②20代男性社員103人[60%]③子を持つ女性社員113人[81%]
男性が育休取得しやすい雇用環境の整備に向けて
男性育休取得に向けた課題の解決に向け、当社は以下の取り組みを行っています。
男性育休取得方針周知
男性育休取得の積極推進に向け社長名でのコミットメント発信
育休相談窓口の開設
社内に「育休取得相談窓口」を新たに設置、制度面の相談を人事部門が、そのほかの相談をDEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進部門が受け付けます。
社内報での啓発活動・ロールモデル紹介
社内報では男性育休を特集し、「アンケートから紐解く男性育児休業の現状把握と対策」・「法改正のポイント」・「男性育休取得Q&A」について取り上げました。
今後は、改正法で新設された「産後パパ育休」・「育休の分割取得」の男性育休取得社員(ロールモデル)の事例紹介も予定しています。
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「男性の育休取得推進」は、男性社員だけに向けた活動ではありません。「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」や「ステレオタイプ(固定概念や思い込み)」などの価値観の変革を促し、ダイバーシティ推進にも大きく影響する、重要な取り組みです。当社は、今後も男性社員の育児休業・休暇取得推進の継続を通して、社員のウェルビーイング向上に取り組んでいきます。
(広報担当:山下)