サステナビリティ
JFEシステムズ株式会社
ダイバーシティ通信 第1回
JFEシステムズのダイバーシティ推進組織 - 社員の想いが会社を動かす -
JFEシステムズは、年齢や性別、国籍など、多様な人財の個性が尊重される企業風土の醸成を目指し、
ダイバーシティ推進専門組織(人材開発部 ダイバーシティ推進グループ)を設置して、経営課題としてダイバーシティ推進に取り組んでいます。
「サステナビリティ」サイトでは、当社ダイバーシティ推進の取り組みを紹介する「ダイバーシティ通信」を掲載いたします。
記念すべき「ダイバーシティ通信(第1回)」は、このダイバーシティ推進組織をご紹介します。
ダイバーシティ推進専門組織のメンバー
メンバーの専門性を生かした組織
グループには、6名の社員が在籍し、「女性活躍推進法に関する行動計画」および「プラチナくるみん認定」をはじめとする各種認定取得を指標としながら、ダイバーシティ推進活動を展開しています。
全員が専任ではありません。「採用」・「研修」・「人事」・「広報」のメンバーが兼務として在籍しています。
採用・研修部門のメンバーはダイバーシティ関連の「採用・研修」に関する企画・運営を、人事部門のメンバーは「人事・制度」面からのバックアップ、広報のメンバーは「社内外広報・啓発活動」と、それぞれの専門性を生かした、厚みのある活動を展開しています。
設立のきっかけは「社員の声」
当社のダイバーシティ推進専門組織の成り立ちは、2013年に、当社が設立30周年事業として始めた「全社横断ワーキング活動」にさかのぼります。
全社横断ワーキング活動は、「KNOW EACH OTHER JFEシステムズの夢を語ろう」をキーワードに、全社横断で集まった社員がワーキングチームを結成し、自由なテーマで半年間活動、最終報告を経営陣に提言するものです。
毎年メンバーを募り、風土改革から最新ITを使ったプロダクト制作まで、さまざまなテーマで有志の社員が活動を継続してきました。
本活動がスタートした2013年に、「女性が働き続けやすい職場とは?」というテーマで5名の女性社員がチームを結成し、活動しました。
これが、当社のダイバーシティ推進活動の始まりです。
全社横断ワーキング活動で、初めて女性活躍について会社に提言を行いました(2013年度)
本チームがまず着手したのは、「当社女性社員の声を徹底的に聴く」ことでした。
当社で初めて、全女性社員(当時の女性社員数は約340名)を対象にアンケートを実施し、75.2%という高い回答率で、女性社員の声をつぶさに集めました。
本アンケート結果は、その後も様々な活動を裏付ける基礎データとして活用されていきます。
さらに翌年2014年の活動では、「女性活躍推進チーム(Teamオアシス)」が結成されました。
前年度活動のアンケート結果のさらなる分析・施策の立案が進められ、「多様な働き方を実現する制度改革」、当時まだ未取得だった「くるみん認定が取得できるレベルまで子育て両立支援」を行う、「社内報での女性ロールモデル・女性キャリア実例紹介」、「女性フォーラムの開催」など、さまざまな施策が会社に提言されました。
さまざまな女性活躍推進施策を提言した「Teamオアシス」(2014年度)
社員の提言が、会社を動かした
この全社横断ワーキング活動の提言は、会社を動かしました。
2015年労使交渉の場として「働き方検討委員会」が新たに発足、育児・子育と仕事を両立可能とする「制度改定」「働き方・休み方改善活動」に繋がったほか、2014年のTeamオアシスの提言は各管理部門のミッションとして引き継がれ、「女性フォーラム」の開催、「社内報でのロールモデル紹介」、「くるみんの取得」と次々に実現されていきました。
全社横断ワーキング活動のメンバーも参加した「働き方検討委員会」(2015年度)
これらの活動が実を結び、2015年には、厚生労働省が実施する「均等・両立推進企業表彰」の均等推進企業部門において、「東京労働局長奨励賞」を受賞するなど、当社の取り組みは、社外からも評価される活動に育っていきました。
「東京労働局長奨励賞」表彰状を授与される西崎社長(左)(2015年度)
そして、翌年の2016年に経営課題として継続してダイバーシティ推進に取り組むべく、「ダイバーシティ専門組織」が設置されました。
当社のダイバーシティ推進組織は、全社横断ワーキング活動に代表される「社員の声を大切にする社風」、志を持って粘り強く課題に取り組む「当社社員の気質」から生まれました。
次回「ダイバーシティ通信」では、当社のダイバーシティ推進に関する取り組みを、詳しくご紹介していきます!
(広報担当:田中)
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