東京証券取引所「攻めのIT経営銘柄」に
5年連続でジェイ エフ イー ホールディングス株式会社が選定されました

2019年4月23日（火）、ジェイ エフ イー ホールディングス株式会社は、イイノホール（東京都千代田区）で開催された「攻めのIT経営銘柄2019 選定企業発表会」において、同銘柄に5年連続選定されました。
当社は、ＪＦＥグループの情報システム会社として、ＪＦＥスチール株式会社をはじめ、ＪＦＥグループ各社のIT企画・設計・開発・運用を担っており、当社にとっても今回の選定は大変意義があります。

「攻めのIT経営銘柄」は、東京証券取引所の上場会社の中から、中長期的な企業価値の向上や競争力の強化といった視点から経営革新、収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なITの利活用に取り組んでいる企業を「攻めのIT経営銘柄」として、業種区分ごとに選定して紹介するものです。今回は、「DX推進ガイドライン」に基づき、経営層の強いコミットのもとでDX^*1（デジタルトランスフォーメーション）を推進する企業が高く評価され、29社が選定されました。

今回高い評価を受けた「鉄鋼事業」と「エンジニアリング事業」での取り組みのうち、当社がIT利活用をサポートする「鉄鋼事業」では、製鉄製造設備トラブルが生産・出荷の機会損失のみならず、サプライチェーンが途切れることによりお客様のビジネスにも多大な影響を及ぼすため、設備トラブルの影響を最小限にすることが、重要な経営課題のひとつです。
従来、保全担当者は設備故障の原因を特定するために、多くのマニュアル・過去事例の参照や、ベテラン社員の経験に基づいた知識や判断に依存してきました。ベテラン社員の高齢化が進む中、職場全体の故障対応力向上、特に若手社員への技能伝承、早期育成が急務です。
このような環境下、2017年度に大量のマニュアル、およびベテラン社員の経験・知識が含まれるメンテナンス実績をデータベース化し、その蓄積データに対してAI技術を適用することにより、保全担当者が故障復旧のための有用な情報を効率的に検索できる国内業界初の制御故障復旧支援システム「J-mAIster^®（ジェイ・マイスター）」^*2 を構築、2018年度には全製造ラインへの展開を完了しました。

当社は、これからもIT を通して、ＪＦＥグループをはじめとしたお客様の持続的な成長と企業価値向上に貢献してまいります。

（*1）DX：Digital Transformation

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

（*2）J-mAIster^®：JFE Maintenance AI of Smart TPM for Electric Repairs

（ご参考）

■ 経済産業省　ニュースリリース
　「攻めのIT経営銘柄2019」「IT経営注目企業2019」を発表しました
　　https://www.meti.go.jp/press/2019/04/20190423004/20190423004.html

■ 東京証券取引所 マーケットニュース
　「攻めのIT経営銘柄2019」の公表について
　　https://www.jpx.co.jp/news/1120/20190423-01.html

■ ジェイ エフ イー ホールディングス 株式会社 ニュースリリース
　 東京証券取引所「攻めのIT経営銘柄」への5年連続選定について
　　https://www.jfe-holdings.co.jp/release/2019/04/190424.html