「FiBridgeII」とSAP R/3を連携し、電子保存を実現!
丸紅情報システムズでは、丸紅とその事業会社に対して、帳票を電子化するアウトソーシングサービスを提供しています。「SAP R/3」と連携する電子帳票システムに「FiBridge II」を採用し、各ユーザのPCからネットワークを介して10年前のデータでも参照や検索ができる仕組みを構築しています。
導入背景
- 紙の出力、保存により出力費や倉庫管理費が莫大に。
コスト軽減が急務
従来、法定帳簿は紙で出力し、最長で10年間保存する必要があったため、紙で一括出力し配布された帳票を業務で使用後、外部の倉庫に保管していました。このため出力費や運送費・倉庫保管費といった莫大なコストがかかっていました。また配送によるタイムラグも発生していました。
導入ポイント
- 検索やデータ抽出などの機能の充実が決め手。
使い勝手に優れていた「FiBridgeII」により
SAP R/3の電子帳票では手の行き届かないところも補えた。
「FiBridge II」選定の理由として、中村公則ビジネスサービス本部 副本部長 兼 BS営業推進部 部長はこう語ります。「ユーザニーズは操作性重視であることから、アーカイブとしての色が強く出ている製品よりも、検索やデータ抽出などの機能が充実している『FiBridge II』 を選択しました。」
また、アウトソーシングサービスを提供するだけに安定稼動も選定のポイントでした。
「『FiBridge II』は、導入実績が豊富な上、稼動が安定していることでも定評があります。実際、2000年4月の本番稼動以降、一度もトラブルが無かったのには、正直言って驚かされました。」

ビジネスサービス本部
副本部長 兼
BS営業推進部
部長 中村 公則氏
また、SAP R/3自身、帳票データを電子的に保存しており、わざわざ別の帳票ソフトを使う必要はないのではとも考えられますが、この点について丸紅事業本部の森川清貴MG営業部営業第1チーム課長はこう語ります。
「エンドユーザの使い勝手を考えるとSAP R/3標準の機能で十分といえない部分を『FiBridge II』で補えたことの導入メリットは大きいと思います。」

丸紅事業本部
MG営業部
営業第1チーム 課長
森川 清貴氏
導入後の効果
紙の帳票と比較して、出力コストが5分の1に激減。
アウトソーシングサービスを利用しているユーザの利用料金は、従来の紙での費用に比べて平均5分の1程度まで下がっていると思います。しかも、紙の場合には、配布や倉庫の保管料も加わるため、トータルとしてはさらにコスト削減効果は大きいと思われます。
コスト以外にも、業務効率向上を実現。
以前は、参照したい帳票を保管庫から探すことに始まり、データの検索も手作業で行なっていました。それが、PC上で見たい帳票を選択すればすぐに参照でき、条件を指定すれば該当データも検索することができるようになりました。また。データの編集や抽出も可能になりました。
海外の事業会社でも電子帳票を利用中。
海外の事業会社でも帳票電子化のニーズは強くありましたが、英語環境が必須とのことから導入を見送っておりました。しかしながら、「FiBridge II」の英語版がリリースされたことにより、これを採用することで海外の事業会社からも帳票を閲覧することが可能となりました。
現在、海外の事業会社(2社)で利用中となっており、今後もその他の海外の事業会社からも閲覧できるように展開していきたいと考えています。
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