このページの本文へ移動
当社ウェブサイトではInternet Explorer6は非推奨環境のため、正しく表示されない場合があります。
詳しくは、「アクセシビリティについて」をご確認ください。
第一稀元素化学工業株式会社第一稀元素化学工業株式会社 様

取材日:2018年09月

J-CCOREs(ジェー・シー・コアーズ)
導入事例

業種
化学
キーワード
  • 原価管理
第一稀元素化学工業株式会社

第一稀元素化学工業では、ベトナム子会社にノンカスタマイズでJ-CCOREsを導入し、わずか3か月で本稼働することができました。

自動車排気ガス触媒や燃料電池向けなどのジルコニウム化合物で世界シェアトップのメーカーである第一稀元素化学工業株式会社(以下、第一稀元素化学工業)は、ベトナム子会社の原価管理のためにJ-CCOREsを導入しました。導入の経緯や短期間で稼働するための取り組みについて、同社 企画部、生産管理センターの皆様にお話を伺いました。

第一稀元素化学工業の業態

- 第一稀元素化学工業の事業内容について教えてください

第一稀元素化学工業は、ジルコニウム化合物を中心とした無機化合物の研究開発、製造、販売を行っています。ジルコニウム化合物は、包丁や義歯をつくるファインセラミックス、自動車の排気ガスを浄化する触媒やブレーキパッド、パソコンのHD用ガラス基板や光ファイバーコネクタなどに使用されています。

当社はジルコニウム化合物のトップメーカーであり、様々な形態の製品を製造、販売しているのが特長です。自動車排気ガス触媒、酸素センサー、燃料電池向けなどのジルコニウム化合物では高い世界シェアを占めています。国内に本社以外の営業所、工場が計4拠点あり、日本、中国、ベトナム、タイに計7の関連会社があります。

第一稀元素化学工業株式会社社屋

J-CCOREs導入の経緯

- J-CCOREsのどの機能を導入、活用されていますか

ベトナムの子会社に、J-CCOREsの実際原価計算、計画原価計算、所要量展開、フルシミュレーション、英語オプションをノンカスタマイズで導入し、2018年1月から活用しています。

- J-CCOREsを導入する前はどのように原価管理をされていましたか

ベトナムの子会社で扱うのは1品目のみでしたので、実際原価計算ができるように数式を組み込んだエクセルを作り、そのエクセルに現地の経理担当者が必要なデータを手入力して算出していました。

しかし、この方法では誤って数式を変更してしまったり、間違ったデータを入力してしまったりしても気付かない可能性がありますし、品目が増えたりこれまでと異なる形態の取引が行われると対応できない恐れもありました。 また、本社に毎月提出する月次決算の作成に20日ほど掛かっており、迅速な対応が求められていました。

そのような中、ベトナムの子会社にERPシステムを導入することが決まり、当初は、原価管理もERPシステムで行う予定でした。しかし、導入する過程で、そのERPシステムでは想定していた原価計算ができないことが判明したのです。急きょ、原価管理システムを別で導入することになり、製品を探しました。

森田氏

「ERPと同時並行の導入だったので、J-CCOREsの導入作業に割ける時間は限られていましたが、JFEシステムズのお陰で無事、稼働することができました」 森田氏

システム概要図

システム概要図

製品選定の要件

- 導入にあたって、どのような要件がありましたか

以下の6条件で、4製品を比較しました。

1.多言語対応であること

ベトナムの現地担当者が操作するため、インターフェースが英語に対応していることは必須でした。

2.多通貨対応で取り扱える金額の桁数が多いこと

ベトナムの子会社は現地通貨であるドン建てで原価管理を行います。1円=200ドン程度で、日本円より2桁多くなる為、この桁数に対応できることが必要でした。

3.非累加法の原価計算ができること

累加法の計算では、工程が積み重なった場合、最終製品の原材料費、人件費などが把握できません。製造原価の内訳を見える化するために、非累加法の原価計算が行える製品を希望していました。

4.拡張のしやすさ

ベトナムの工場の拡張も検討していましたので、将来、取扱品目が増え、計算範囲が拡大してもスムーズに対応できる拡張性の高い製品にしたいと考えていました。

5.低コストで導入できること

当初はERPパッケージの原価計算機能で対応する予定だったので、まとまった予算も確保できていませんでした。その為、何とか捻出した予算内で導入できる製品を選択する必要に迫られていました。

6.短期間で導入できること

ERPシステムの稼働と同時に原価管理システムも稼働する必要がありました。導入から本稼働まで実質3か月程度しかなく、短期間で導入できることも必須条件でした。

これらの条件で検討した結果、J-CCOREsが最も条件を満たしていた為、導入することに決めました。

簡易導入

- J-CCOREsのどのような点を評価していただいたのでしょうか

J-CCOREsの機能が第一稀元素化学工業の要望に適合していたこと、簡易導入という短期間での導入が可能な仕組みを提案してもらえたことを評価しました。これらについて、詳しくお話しします。

まず、機能面についてですが、J-CCOREsはプロセス製造業向けの複雑な条件分岐や繰り返しが発生する原価計算に対応し、第一稀元素化学工業が必要とする機能を全て搭載していました。JFEシステムズにテスト環境を用意してもらい、テストデータを入力してチェックしたところ、カスタマイズ無しでも必要とする計算結果が得られることが分かりました。

- 簡易導入については、いかがですか

導入期間が実質3か月しかない中で、どうすれば短期間で本稼働にこぎつけられるかをJFEシステムズに相談しました。それに対してJFEシステムズが提案してくれたのが簡易導入という方法でした。その手法は、私たちが提出した製造工程のフロー図を基にJFEシステムズがプロトタイプを作成し、その環境を用いてスキルトランスファーを行いながら、同時にパラメーターの設定まで完了させるというものです。設定完了後の環境は、そのまま本番へ移行することができます。これにより、導入期間を短縮し、コストも抑えられるとのことでした。第一稀元素化学工業の置かれていた状況に最適な方法だと判断し、簡易導入をお願いしました。

スキルトランスファーでは、J-CCOREsの全ての機能について説明を受けていては時間が足りなくなることは明らかだったので、第一稀元素化学工業の原価計算に必要な機能に絞って説明を受けることにしました。マスタなどの設定方法、最終的な確認、連携テストのチェックのやり方を含め合計3回、手取り足取り教えてもらいました。スキルトランスファーを終える時点でパラメーターの設定は完了しており、そのまま本番環境として稼働させることができました。

萩原氏

「いろいろと無理をお願いしましたが、JFEシステムズの担当者は嫌な顔をすることもなく、的確な対応をしてくれました」 萩原氏

J-CCOREsの導入効果
~月次決算に要する期間が約3分の1になり、正確性もアップ

- J-CCOREsの導入効果について教えてください

従来は、日本人担当者が20日ほど掛かってチェックしていた月次決算が、今では現地担当者が7日で仕上げられるようになり、決算の正確性や信頼性もアップしました。習熟すれば、さらに作成期間を短縮できる見込みです。また、J-CCOREsは、原価管理を行う上で必要なレポート機能を標準で備えている為、計画原価と実際原価との対比が非常に分かりやすくなり、経営分析に役立っています。

- 実際に利用されてみて、J-CCOREsに対する評価を教えてください

時間がなかったためマニュアルには全く目を通していませんが、J-CCOREsのインターフェースはユーザーフレンドリーで、直感的に操作できました。また、配賦計算で使用できるパラメーターも豊富で、かゆいところに手が届く仕様となっており、とても使い勝手が良い製品だと思います。

本稼働前にERPとの連携テストを行いましたが、J-CCOREsに起因するトラブルは、一切ありませんでした。3か月という導入期間の短さを考えると、これは驚異的なことだと思います。

- ノンカスタマイズにされた結果、業務をシステムに合わせる必要が生じ、本稼働後の運用が大変だったのではないですか

J-CCOREsは、カスタマイズを行わなくとも必要な原価計算ができたので、業務をシステムに合わせる必要はありませんでした。これまで行ってきた原価計算のやり方は同じで、計算ツールがエクセルからJ-CCOREsに変わっただけで、業務自体は変わりがないからです。事実、現地の担当者に計算に必要な一連のフローを教えましたが、戸惑うことなくスムーズに運用できています。

JFEシステムズの対応
~豊富な経験、知見を基に一緒になって考えてくれた

- JFEシステムズの対応は、いかがでしたか

JFEシステムズの技術担当者は、プロセス製造業の原価計算について経験が豊富で、知見も深く、第一稀元素化学工業の業務を正確に理解してくれていたので、打ち合わせがとてもスムーズに進みました。プロトタイプをそのまま本番環境として利用できたのも、知見の深さや当社の業務に対する理解があってこそだと思っています。

また、短期間で稼働するための方策も、私たちと一緒になって考えてくれました。私たちが希望していることを標準機能で実現できないときは、この方法であれば近いことができると別の解決策を提案してくれるなど、限られた時間内で何とか対応しようとする姿勢が随所に見られましたし、もし私たちが逆の立場であれば、いい加減にしてくださいと怒るだろうなと考えるような細かい質問に対しても、丁寧に回答してくれました。

導入開始当初は、正直、私たちも3か月という短い期間で本稼働にこぎつけられるのか半信半疑の面もありました。しかし、JFEシステムズの技術担当者と接し、彼らの対応を見ていると、何とか間に合うかも知れないと希望を持てるようになり、結果として、予定通り稼働することができました。JFEシステムズには感謝しかありません。

中峯氏

「J-CCOREsは標準機能が豊富で、将来異なる計算方法をとることになっても対応できると判断しました」
中峯氏

今後のJFEシステムズに対する期待

- 今後のJFEシステムズに対する期待について教えてください

私たち製造業にとって、原価管理は経営管理の中核を成すものです。将来、本社の基幹システムのリプレースを検討する際にも、J-CCOREsが選択肢の1つとなることは間違いありません。今後の情報システム戦略の中で、J-CCOREsの位置づけを明確にする為にも、J-CCOREsのロードマップについて、定期的に教えてもらえればと思います。

また、2021年にはベトナムの新工場を拡張し、取り扱う品目も増える予定です。新工場でもJ-CCOREsを使って原価管理をしたいと考えており、その際も今回と同様に手厚くサポートしていただければと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。

- お忙しい中、貴重なお話しをありがとうございました。

※ 実績紹介に記載された情報は取材時点のものであり、お客様の社名などが閲覧される時点で変更されている可能性がございますがご了承ください。

お問い合わせ

資料請求・デモンストレーション等、お気軽にご相談下さい。

お電話でのお問い合わせ

  • 03-5418-2436

受付時間 9時~17時30分
※土曜・日曜・祝日、当社指定の休業日を除く

Get ADOBE READER

PDF形式のデータをご覧いただくには、アドビシステムズ社のAcrobat Reader(無料配布)が必要です。導入されていない方は左のアイコンをクリックして、Adobe Systemsのホームページからダウンロードしてください。なお、ダウンロード及びインストールに関するお問い合わせは、アドビシステムズまでお願いいたします。