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| 弊社の特長は「ケータイから宇宙関連機器まで」広範囲にわたる事業領域を網羅する技術力です。 |
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# まず、NECエンジニアリングの概要や特長をお聞かせください。
弊社は、社名にもある通りNECグループ企業として、製品の設計・開発を手がけるエンジニアリング・ベンダー企業です。
企業の特色としては、グループ企業が手がける大部分の「設計・開発業務」に携わっており、事業領域は、ハードウェア開発・ソフトウェア開発・LSI開発そして各種システムを用いたソリューション提供と広範囲にわたる点が挙げられます。
また、携帯電話端末の開発から宇宙機器の開発まで多岐にわたる事業分野に関わることで蓄積された「経験・ノウハウ」と、永年の開発業務により培われた「技術力」が、弊社の事業基盤であると同時に最大の特長であると考えています。
一方サービス領域では、製品の設計・開発業務で磨かれた「要素技術」を基礎としてSE・SIのソリューション事業も積極的に展開しています。
(※)NECエンジニアリングは、アプライアンス製品設計・開発、ITプラットフォーム設計・開発、WEBサービスとネットワークを融合したソリューション製品を積極的に展開し、更に拡大を目指す。
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| 経営資源の最適化を推進させるには、情報を正確に把握することが必須だと考えました。 |
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# NECエンジニアリングは、どのような背景から今回の「BusinessObjects」導入の取り組みに着手されたのでしょうか?
取り組みの背景を簡単に申しますと、『徹底した情報の見える化(スピードアップ化)、経営判断に必要な情報の横断的な利用/活用を推進させる手段として、シンプルかつ高性能なツールが必要だった』ということです。
# 具体的にはどういうことでしょうか?
大まかにいうと、2つの取り組むべき課題がありました。
冒頭でも若干触れましたが、弊社は製品の設計・開発が「事業の主軸」であるため、NEC グループ全体から委託される案件の絶対数も多く、必然的に網羅する事業領域が広くなる傾向にあります。
そのため、効率的な経営を実現するには、広範囲にわたる事業領域から寄せられる市場ニーズを的確に把握しつつ、迅速な計画(例えば、受注予算、受注見込、受注推定)の策定、正確な実績情報(売上/原価/購買/在庫)の把握が、極めて重要な取り組みと言えます。
しかし、従来の仕組みでは、ある事業計画をビジネスプランに結びつけるまでには、分散した各リソース(予定・計画/実績/経営・予算情報)から必要な情報をそのつど収集することやデータの加工に時間がかかり、場合によっては収集データの整合性や妥当性を検証する必要がありました。
実際問題として、このような「情報収集」の作業負荷が高いことで、意志決定に遅れが生じることは少なくはなく、蓄積されたリソースが迅速かつ有効性の高いビジネスプランに結びつき難いことが、大きな課題でした。
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| 経営情報の正確な把握には、高度な情報システム・インフラの存在が不可欠でした。 |
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課題の2つ目は、迅速かつ柔軟な分析を実現する『計画機能』と、ビジネス・アクションの妥当性をモニタリングする『評価機能』の実現です。
具体的には、可能な限り「既存のシステム・インフラ」や「既存の情報リソース」を有効に活用しつつ、今まで閲覧できなかった見たい(または、必要な)情報を一元管理し、社内共通のデータベースとして公開し、情報の透明性を高めることが不可欠でした。
この取り組みについては、これまでSAP BWを使った経営分析の仕組みで実現しておりました。しかしながら、SAP R3 のデータ量の増加およびハーウェアの老朽化に伴い、日々のデータ統合処理が追いつかなくなるという現象が生じはじめました。また、SAP R3 以外のサブシステム導入に伴いいくつも異なる形でデータを持つようになったこともあり、新たな仕組みづくりが急務となりました。
そのため見直しにあたっては、シンプルかつより高度な処理機能を持つシステム・インフラの整備はもちろん、SAPを含め多重化した情報リソースの統合と有効活用の両面にバランス良く対応できる技術力を持ったパートナーベンダーが不可欠であると考えました。
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| 製品やベンダースキルだけでなく、選択した手段を確実に実行できる能力とその実績を重視しました。 |
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# そのような背景の中、何故、NECエンジニアリングはJFEシステムズを選択されたのでしょうか?
JFEシステムズを選択した理由は、大きく3つです。

第1のポイントは、「業務仕様の分析力による納得感の高い提案力」です。
弊社の基幹系システムは SAP R3、データウェアハウスにSAP BWを導入しているため、新たなシステムを選択するにあたっては、まず、SAPデータを生かすことができ、新システムに必要なデータ収集に当たっての処理フローへの影響を理解し、SAPのどこのどのデータ統合をすれば欲しい情報を得られるのかが明確にでき、また、既存業務への影響を適切に分析できる技術力を持っているベンダーであることが絶対的な条件でした。
また、既存のSAP BW はBW特有の『ビジネスコンテンツ機能』をベースに開発したためブラックボックス化されたシステムでした。このブラックボックス化されたシステム仕様を分析・把握し、具体的な解決策を示すことができる提案力を重視しました。

第2のポイントとして、SAP に精通した技術的なノウハウの蓄積があり、BI製品に関する一定以上の経験や実績を持ち合わせているパートナーベンダーであることを考慮しました。今回の取り組みでは、BW と DWH 製品との「連携性」が重要になるため、両製品に対する知識とノウハウは元より、両システムの連携を経験したSIerであることを重視しました。

第3のポイントとして、海外の開発元とテクニカル・コネクションを持ち、国内でのサポート内容と体制がしっかりと整っていることを重視しました。
そして、これらのポイントを満足したことが、JFEシステムズ社を選択した理由です。
# そのような選定のプロセスを経て、何が「決め手」となったのでしょうか?
「決め手」は、実際のシステム構築フェーズを見据えて、具体的な実装イメージを確認できたことで得られた「納得感」です。
評価ポイントは5つあります。
製品選定前にBusinessObjects製品の試用版を使い、自社環境で事前に想定できる様々な課題解決のテスト、評価やそれに伴うリスク分析を実施することで、導入前の不確定要素を取り除くことができました。
実際の(既存)システムからデータを抽出するまでの処理時間について、他社製品とベンチマーク試験を実施しました。その結果、最も高いパフォーマンスを発揮し、現在の処理時間を約40%軽減できたことで、処理性能に関する不安が解消されました。
SAP R3の「標準機能」だけでなく、弊社の独自カスタマイズ部分についても、同様に取り込むことが出来るかを評価しました。
第一に、SAP R3の拡張テーブル、拡張カラムについて標準機能と同様の手順で問題なく取り込むことができました。第二に、SAP R3以外のサブシステムのデータについても同様の手順で取り込むことができました。
レポーティング生成・操作の容易性も重要なテーマでした。さらに、従来はSAP BWのレポート機能でレポーティングを行っておりましたが、ライセンス等の問題から一部のユーザーのみの利用に留まっており、全社展開するには課題がありました。
そこでBusinessObjectsのレポーティング機能であるWeb Intelligenceを使用し、既存のSAP BWのデータベースの情報を元に、既存レポートと同等のレポートをサンプル提供いただき、BusinessObjectsのBIレポートの操作性、表現能力が優れていることを検証できました。
また、Web Intelligenceが、Webアーキテクチャーを採用しているため、各個人のPCに配布していた既存レポートの閲覧プログラムの管理から開放されることは管理部門としては嬉しかったです。
SAP R3の実績レポートを現状のSAP BWと同レベル以上に構築するにあたり、SAP BWの解析業務を並行しつつ、それらを最小限度の労力で構築する方法を重視しました。そこで、BusinessObjects社製のSAP R3分析テンプレートである「Rapid Mart for SAP」を採用しました。
このテンプレートを自社用にカスタマイズすることで、ジョブ構築〜各種分析マートを僅か3ヶ月間という短期間で構築できたことは驚きでした。
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| 具体的な効果測定値を早く知りたい。と言うのが率直な気持ちですね。 |
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# 「BusinessObjects」を導入したことによる効果をお聞かせ下さい。
定量的な効果につきましては、今年度の9月に本稼働リリースを控えているため、現時点で明確な導入効果を示すことができないのが残念ですが、JFEシステムズ社と導入プロセスを共にしたことで(期待する)効果としては、確かな手応えを感じています。
【期待される定性的な効果】
・SAP以外のサブシステムとの連携を容易に実現できるため、製品設計時の効率化とユーザーニーズに対し、迅速で的確な対応が可能となる。
・開発要員の育成が短期間で実現できる為、人員のアサインが容易となり、パワーユーザーとしてユーザー部門でのレポート開発が可能となる。
これにより部内で留まっていた管理が全社の管理レベルとなり、一層の経営管理(予算・実績・原価管理・PJ別管理指標等々)情報の共有が進むことで、事業、組織、業務機能など様々な切り口での情報提供と情報の充実化を実現できると期待しています。
【期待される定量的な効果】
・既存のBWで頻発しているエラー処理に関する復旧作業の大幅な軽減やデイリーの処理時間超過に関する損失時間の削減が可能となる。
・実績管理レポートの充実(改善)による事業効率と生産効率の更なる向上が可能となる。
・システム運用管理業務に於ける「アクセスログ」や「エラーログ」などのシステム解析・診断作業の効率化・合理化が可能となる。
・既存システムのライセンス・フィーの削減が可能となる。
これらの定量効果を評価すると、年間で約3千万円程度のコスト削減効果が得られると試算しています。
# 最後に今後のJFEシステムズへの今後の期待などがありましたらお聞かせください。
弊社は、技術的変化が激しいエンジニアリング業界において、より高い「顧客満足度」とより高度な「製品群」を提供しなければならないと考えています。
9月にリリース予定の機能に限らず、計画(フォーキャスト)の情報を収集する機能・仕組みも今後必要になるでしょう。
近年、高度な市場ニーズの実現のためには、IT技術が必要不可欠であるように、弊社にとってJFEシステムズの存在も極めて重要な存在であると考えています。
ですから、これまで以上に積極的で納得感の高いコンサルティング、高度で実現性の高いシステム提案力を期待しています。今後も弊社の「市場優位性の拡大」と「経営管理の強化」に向けご支援いただき、これからも良い関係を続けていければ幸いです。
お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
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