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実績・技術情報
三菱東京UFJ銀行 様
三菱東京UFJ銀行では、帳票の保存形態を、コムフィッシュによる保存からFiBridgeUによる電子的保存へと切り替えた。切り替えの理由をシステム部 ITサービス室 室長 黒沢三智也氏(写真中央)、次長 佐々木三男氏(写真中央右)、古川次男氏(写真中央左)、幸田丈二氏(写真右)、大木誠氏(写真左)に詳しく聞いた。
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「システムの安定稼動を重視しています」
#三菱東京UFJ銀行 システム部 ITサービス室の概要を教えてください。
私たちシステム部 ITサービス室は、三菱東京UFJ銀行情報システムの運用に加え、一部開発・保守も担っています。
銀行の基幹システムは、お客様の預金を計算し保管する、重要なシステムです。安全性、安定性には万全を期さねばなりません。すべてのハードウエア、ソフトウエアはもちろんのこと、センターの施設そのものも2重化しています。メインセンターが動作不能となった場合は、ただちに災害待機用のバックアップセンターが動き始めるイメージです。
#三菱東京UFJ銀行では、現在FiBridgeUをどのように活用していますか。
FiBridgeUを用い、帳票を電子化するシステムを2007年に構築しました。
同年4月より、各種勘定元帳など113種類の帳票を、日次・月次等で電子帳票化しています。帳票量は、A4印刷換算で約250万頁〜300万頁/月。テープ保存換算で、200MBのテープ300本分/月にもなります。
今回、COMを全廃し、FiBridgeUによる電子的保存に切り替えたことで、帳票情報の管理高度化を実現しました。また、FiBridgeUで電子帳票システムを構築するにあたっては、今後のデータ量や配布先の増加も見越して、システム全体を設計しました。そこで、もっとも重要視したのは、帳票の変換速度です。データ量の激増による影響で、帳票変換に何時間もかかるようになっては業務が滞るリスクが高くなります。
「FiBridgeUの変換速度の速さは評価に値します」
#FiBridgeUの帳票変換速度はいかがでしたか?
FiBridgeUの、テスト段階での変換速度は毎分18,000頁でした。4月の本番稼働後の実環境での変換速度は、毎分25,000頁〜30,000頁です。日次変換が必要な19種類の帳票の変換・仕分けに要する時間は5〜6分です。
この速度は我々の想定に対し必要十分な処理速度です。
「FiBridgeUは実績を評価して採用しました」
#今回のCOM帳票を電子帳票化するシステムを構築するにあたり、アプリケーションとしてFiBridge IIを選んだ理由をお聞かせください。
FiBridgeUは実績を評価して採用しました。1998年に、旧東京三菱銀行において実施された「紙の還元資料を一部電子化するプロジェクト」において、FiBridgeは電子帳票アプリケーションとして採用され、以後10年にわたって安定稼働しています。
その間のJFEシステムズのサポート体制も優れており、トラブルへの対応も誠実でした。その実績を評価し、今回のプロジェクトにおいても、引き続きFiBridgeUを使い続けることに決めました。
#FiBridgeUを採用したCOMの電子帳票化システムが本番稼働してから5ヶ月が経過しました。これまでを振り返って導入効果をお聞かせください。
FiBridgeUの導入により業務面で改善された事項は大きく以下の3点です。
第一に、「情報管理の高度化、安全性向上が進んだ」こと。PCから帳票参照できる上、取引先等をキーに検索ができるなど情報活用の利便性が向上しました。また、現物を手元に置かずに済むため管理の安全性が向上しています。
第二に、「運用の負荷軽減およびコストダウンが果たせた」こと。かつては「COMを作るためだけの専門施設」があり、そこで数人の職員がCOMの専門担当として作業していました。今回、電子帳票化を果たしたことで、そうした施設や人員を別の業務に振り向けられるようになりました。
第三に、「本部・営業店にとっての情報鮮度が向上した」こと。かつてCOMを物理的に各店に配送していた頃は、月次帳票であればCOMの作成から各店への到着までに約一ヶ月を要していました。しかしFiBridge IIの導入後は、その期間が大よそ二日に短縮されました。今後、各支店は、鮮度の高い情報を有効活用し、顧客サービスを向上させることができます。
#今回、COMを電子帳票化するシステムを構築するにあたり、特に気をつけた点、工夫した点をお聞かせください。
COMの電子帳票化システムを構築するにあたり、「組織変更や人事異動に強いシステム」、「人に拠らず、自動的に稼働するシステム」となるよう心掛けました。
具体的には、「人事データベースとの連携」、「FiBridgeU DBの最適構造」、「ホストとの連携自動化」の3点が挙げられます。
「本部の人事データベースとFiBridgeUを連動させました」
#順にお聞きします。工夫した点その1 「人事データベースとの連携」とは、具体的には。
FiBridgeUで帳票を参照できるユーザは、社員およびスタッフを合わせ約6万人です。非常に多くのユーザに対し、その所属や職責に応じて、見て良い帳票と見てはならない帳票を峻別した参照権限を設定しなければなりません。その関連付けを、FiBridgeU単独のユーザデータベースによらず、銀行の人事情報データベースと連動させることにより一元的に変更管理を可能としています。
人事異動や組織変更が生じた場合、人事情報データベースが書き換えられます。すると、それに連動して、電子帳票の参照権限も自動的に変更されるという仕組みです。
#工夫した点その2 「FiBridgeU DBの最適構造」とは。
帳票の還元先には大きく営業店と本部がありますが、営業店はその所属をキーにユーザの参照権を付与するデザインとし、店ごとにDBを分割しています。一方の本部は頻度の多い組織変更にも柔軟に対応できる参照権設定が必要でした。そこで、本部はFiBridgeU上のDBをひとつにし、帳票をキーとした参照権設定を行うことで、ユーザの要件に応えつつ、組織変更に伴うメンテナンスの負荷を軽減させる構造としています。
#工夫した点その3 「ホストとのデータ連携自動化」とは。
基幹システムであるホストコンピュータがディスクにデータを書き込むと、FiBridgeU電子帳票化システムが自動的にデータを取りに行くような設計にしました。従来は一旦MTに出力したデータをCOM作成の専用施設に運搬しており、大変人手のかかるものでした。
なお、ホストからFiBridgeUへのデータ受け渡しは、ホストと分散で共有の中間ストレージを介しています。まず、ホストコンピュータから大量の帳票データを中間ストレージに書き込み、その後そのデータをFiBridgeUにより、各店が参照可能な状態に変換するという仕組みです。
ホストから中間ストレージへのデータ書き込みは、専用のファイバーチャネルを通じて行います。この仕組みであれば行内ネットワークを圧迫せずに済みます。
「継続的な支援を期待します」
#今後のJFEシステムズへの期待をお聞かせください。
今回、FiBridgeUにより、優れた電子帳票システムを、スケジュール通りに構築することができました。これまでのご支援に感謝いたします。また、JFEシステムズには、FiBridgeUの機能、サポートをさらに充実させることにより、日本企業全体の帳票情報の管理高度化に貢献していただきたいと考えます。
お忙しい中、有り難うございました。
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「FiBridge II」
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