JFE|JFEシステムズ株式会社
使い方
ホーム サイトマップ お問い合わせ 採用情報
商品・サービス 実績・技術情報 セミナー情報 企業情報 IR情報 プレスリリース
実績・技術情報
お客様のサクセスが 私たちの誇りです
ホーム 実績・技術情報 Mercrius導入事例 明治製菓株式会社 様
商品情報統合データベース [メルクリウス] 導入事例

明治製菓株式会社img

 

Mercriusは、明治製菓の依頼を受けてJFEシステムズが開発した商品情報データベースを原型にした製品である。
言わばMercriusの生みの親である、経営戦略部 IT企画室 前田太一氏(写真左)、林和也氏(写真右)に、システムのコンセプト作りや社内告知における苦労と工夫について、くわしく聞いた。


INDEX

  1. 明治製菓の概要
  2. 明治製菓では、Mercriusをどう活用しているか
  3. どんな問題意識を持って、商品情報データベースを企画したのか
  4. 高尚な理想はさておき、とにかく「使いやすいシステム」を
  5. 商品情報データベース改善の苦労と工夫
  6. 入力された情報が正確であることを、どう担保するか
  7.  
  8. 今日、正しい情報も明日は古くなる。最新の更新情報をどう営業マンに伝えるか
  9. Mercriusと8年つきあって、改めて実感したシステム円滑導入のコツ
  10. JFEシステムズとMercriusへの今後の期待


■ 本文をお読みいただく前に、Mercrius誕生の経緯をご紹介いたします
2000年 JFEシステムズ(当時 川鉄情報システム)が明治製菓の依頼を受けて商品情報データベースを開発、運用開始。
2002年 明治製菓のコンセプトをベースにMercriusを開発、発売開始。
2005年 明治製菓が社内用商品情報データベースの後継システムとして、Mercriusを導入。


明治製菓の概要

- 明治製菓の概要についてお聞かせください。


明治製菓は1916年(大正5年)設立の食品会社です。消費者の皆様には、「ミルクチョコレート」、「カール」、「キシリッシュ」などの商品で親しまれています。お菓子以外にも「銀座カリー」など食品事業、「アミノコラーゲン」など美容・健康食品事業、そして「イソジン」など医薬品事業も行っています。
明治製菓は、一般の皆様にはお菓子のイメージが強いかとは思いますが、実は売り上げの3割は医薬品が占めています。社員数は約3,900名、2008年3 月期の連結売上高は約4,000億円です。


「ミルクチョコレート」、「きのこの山」、などの明治製菓の楽しいお菓子たち
PageTop

明治製菓では、Mercriusをどう活用しているか

- 明治製菓では、Mercriusをどう活用していますか。


明治製菓では、Mercriusを「商品情報共有システム」として使っています。導入のねらいは、「営業部員に正確かつ最新の商品情報を提供すること」でした。
商品情報を入力するのは、社内の研究部門、企画部門、生産部門(あるいは外部の原材料メーカー)となります。

PageTop

どんな問題意識を持って、商品情報データベースを企画したのか

- 今日は、「Mercriusの導入効果は何ですか」といったありきたりな質問ではなく、「明治製菓の情報システム部門の皆様が、Mercriusを導入するにあたり、何に苦労したのか。どんなことを工夫したのか」などをお聞きしたいと思います。


わかりました。では、ここから先は、私たちもざっくばらんにお話しすることにします。

- そもそも明治製菓が一番最初に作った商品情報データベースは、どんな問題を解決することをねらったシステムだったのですか。


「商品情報データベース」を企画したときの問題意識は、次のようなものでした。
「流通各社に明治製菓の商品の魅力を伝えたい。そのためには、流通と接する営業マンに正しい商品知識を与えなければいけない。でも、営業マンに情報が伝わるのは、いつも最後だ。営業マンは、商品が発売された後になって、各部署をまわって情報をかき集めて、それらをつぎはぎしながら流通向けの企画書を書いている。それっておかしくないか。お菓子が商品化されるまでの間の各段階、『企画 → 開発 → 試作生産(見本づくり) → 検査・検証 → 発売開始(本生産)』では、それぞれの段階ごとに情報がそろっている。だったら、情報を各段階ごとに入力して(データベース化して)、営業マンに見せるべきだ。そうすれば営業マンも先手先手の営業提案ができるだろう。明治製菓の競争力も増すだろう」と考えました。
当初、社内の各部門からは、日々の多忙な業務に加えて、情報の入力という仕事が増えることに警戒する発言もありました。しかし、私たちにも「このシステムを入れれば、絶対に明治製菓のためになる」という思いがある。ねばり強く説明して、何とかプロジェクト開始決定にこぎつけました。

PageTop

高尚な理想はさておき、とにかく「使いやすいシステム」を

- そのようにして「乗り気でない部門を説得して開始したプロジェクト」の場合、システムを作ったはいいが、誰にも使われずにホコリをかぶってしまうという恐れもあるかと思いますが。


img「とにかく使いやすいシステムを作りたいと思いました」
経営戦略部IT企画室 林和也 氏


おっしゃるとおりです。「商品情報共有システム」というのは、そもそもが「みんなのためのシステム」であって「自分の仕事を終えるためのシステム」ではない。商品情報データベースを使わなくても自分の仕事は終えられるのです。こういうシステムは、ちょっとでも使いにくいと思われたら、そこで終わり。使ってもらえません。
そういう前提認識があったので、「今回のプロジェクト成功のカギは、とにかく『使いやすさ』だ。高尚な理想を言う前に、とにかく使いやすいシステム(=使ってもらえるシステム)を作るんだ」と心に決めました。
では、どうしたら「使いやすいシステム」ができるのか。直感的に思ったのは、「パッと見のとっつきやすさが大事だ」ということです。汎用機の端末みたいな無味乾燥な画面は問題外だし、当時流行っていたクライアント・サーバのシステムも表現力や多数の社員が使うという点では今ひとつでした。グラフィカルな表現力や、全国各地の担当者に入力させることなどを考えれば、開発アーキテクチャとして一番良いのはWebシステムだという結論に達しました。


- そう結論して、次に何をしたのですか。


Webシステム開発をやってくれる開発会社を探しました。しかし、なかなか見つかりませんでした。Webシステムは今でこそ当たり前ですが、当時(1999年)は、まだまだ企業システム開発においては異端のアーキテクチャでした。何社か打診しましたが、いずれも断られました。
ところが、JFEシステムズ(当時川鉄情報システム)だけは「やる」といってきたのです。後で聞いたところ、どうも大変さが分かってなかったみたいですね(笑)。

以来、JFEシステムズのSEのYさんとの二人三脚の日々が始まりました。夜中でも電話で意見交換したりして、一緒に「使いやすさ」のアイディアを練りました。以来、Yさんとは8年間のつきあいです。
私たちにとってのJFEシステムズの良さは、こういう「一緒に無茶をやってくれるところ」、「われわれユーザー側に入り込んで一心同体になってくれるところ」です。この一心同体感は、JFEシステムズが普通のシステム会社と違い、JFEスチールという一種の「社内ユーザー部門」を持っているところから来るのかもしれませんね。

PageTop

商品情報データベース改善の苦労と工夫

- JFEシステムズに開発を依頼して、2000年春に商品情報データベースの最初のバージョンが完成し、以後、改善を続けてきました。その最中での工夫や苦労についてお話しいただけますか。


わかりました。ひとつずつ説明してみます。
第一に、「社内への告知のやり方」の工夫について。商品情報データベースを作った当時は、「入力することの満足感(=自分のトク)を、社内のみなさんに感じてもらうにはどうすれば良いか」ということばかり考えていました。
まず、研究部門や資材部門には、「ここに入力しておけば、営業マンからいちいち質問されることはなくなりますよ」という説明をしました。
実際にシステムが動き始めて、本当に営業マンからの質問の数が減ると、みなさん情報を積極的に入力してくれるようになりました。各部門の中で入力が「習慣化」していき、システムが無事に離陸して安定飛行の時期に入ったようで、ほっとしました。
第二に、TODOリスト。「入力の習慣化」をうながすために、TODOリスト(やることリスト)も導入しました。TODOリストがあることで、利用者に、「となりの部門は入力が終わっている。でもあなたは終わっていない。全部を埋めないと情報は完成しませんよ」ということが、自然に伝わることをねらいました。
このTODOリストは、最初の頃は「あなたが入力しないと皆に迷惑がかかりますよ」という「周囲への申し訳なさ」の感情に訴えるものでした。でも、今は社内のみなさんは、もっと積極的な気持ち、例えば「研究所のおれたちが情報を入力しないと営業マンが流通に提案に行けないよな」という気持ちになってくれているようです。嬉しく思います。
第三に、画面を楽しくしたこと。それまでの明治製菓の社内システムは、画面に数字と文字だけが並んでいるような無機質な画面が主流でした。しかし、商品情報データベースの画面は、従来のものとは一線を画すようにしました。
画面には、商品のパッケージ画像(サムネイル)をたくさん並べてみたりしました。私たちはお菓子会社、つまりお客様に「おいしさと楽しさ」を提供する仕事です。だったら、システムの見た目も、お菓子がいっぱい並んでいて楽しくなるような、毎日見ていると自然と自分たちの商品に愛着が湧いてくるような、そんな画面であるべきだと考えました。

Merciusの商品情報検索画面。商品のサムネイル画像をたくさん並べて楽しくした。「カールうすあじ冬パッケージ」など商品名を選択すると、「成分情報」、「マーケ情報」、「営業情報」、「栄養情報」などメニューが表示される。
PageTop

入力された情報が正確であることを、どう担保するか

- ここまでのお話で、「商品情報データベースは、楽しく情報入力してもらえることを基本コンセプトにして作った」とわかりました。ここで質問です。「楽しく入力した情報」が「正しい情報である」ことはどうやって担保するのでしょうか。


確かにいくら楽しく情報入力ができたとしても、その情報が間違っているようでは商品情報共有システムとして失格です。
「楽しい入力」と「正確な情報」をどうやって両立させるか。いろいろ考えた末に「源流の人に情報を入力させれば、情報は正しくなる」という結論に達しました。
「源流の人」とは、いわゆる「当事者」です。成分分析情報なら研究所が当事者、製造工程の情報なら工場スタッフが当事者です。
普通、情報の正確性を担保しようとする場合、「承認プロセス」の考え方、つまり「組織階層の上の方が承認した情報が正しい情報だ」という考え方に頼ります。もちろんその発想は正しい。商品情報データベースにおいても「情報への承認のプロセス」は機能として組み込まれています。でも、本当の意味で営業マンに生き生きした情報を提供したいと思うのなら、その考えだけでは不十分ではないかとも思いました。
例えば、商品情報の出所を「承認プロセス」の考え方で正当化しようと思うならば、「商品情報の出所は商品企画部であるべきだ。商品企画部が承認した情報がいちばん正しい」と考えることになります。でも、商品企画部って、結局は本社スタッフなんですよね。本当の成分分析情報、本当の製造情報は持っていない。それを持っているのは研究所であり工場です。
では、当事者、源流の人たちに情報を入力させればよいではないか。そうすれば、いちばん正確で、かつ生き生きした情報が得られる。そう考えたのです。
この考えをさらに推し進めてみます。正しい商品情報を知ろうとするときに、原材料の情報はとても大事です。では、原材料の「本当の情報」を持っているのは誰なのか。それは明治製菓の社員なのか。いえ、ちがいます。原材料の源流情報を持っているのは、原材料メーカーの現場社員の方です。
今、Mercriusの原材料情報は、なるべく原材料メーカーの現場の皆様に入力してもらうことにしています(※)。それがいちばん正しく、かつ最新の情報が得られるからです。

※ 「ここでWebシステムの良さが出てきます。地理的に遠く離れた原材料メーカーの皆様でも、ログインすれば簡単に入力ができますから」。

PageTop

今日、正しい情報も、明日は古くなる  最新の更新情報をどう営業マンに伝えるか

- 「情報の正確性をどう担保するか」。しかし、情報には、「正確性」の他に「鮮度」という考え方もあります。常に営業マンに最高鮮度の最新情報が伝わること、それをどう担保するかが重要かと思います。


確かにそうです。せっかく、源流の人から正しい情報を取っても、今日は正しかった情報が明日は古くなって、正しくなくなっているかもしれない。情報が新しくなった(更新された)ことを、どう営業マンに伝えるか。それを担保する機能をシステムの仕様に組み込んでおく必要があります。
Mercriusの起動時画面には、商品の「更新履歴」が大きく載せられています。営業マンには、「とにかくMercriusにアクセスしてくれ。そうすれば最新情報が分かるから」と伝えています。ポータル画面を開くと、まず最初にトピックスで最新ニュースが分かるでしょう。同じように、Mercrius にアクセスすれば、一目で商品の最新情報、更新履歴が得られるようなつくりにしました。

Merciusのトップ画像。左上には「こんばんは 林 和也さん」というあいさつ(朝、アクセスした場合は「おはようございます」にあいさつが変わる)右には最新の更新履歴が表示されている。


更新履歴では、どの商品情報が何時何分に誰によってどう変えられたのか、一覧で表示されます。データによっては、修正前と修正後を目で見て比べることもできます。修正されたところが赤くなっているから、比べればどこが修正されたのかがすぐに分かります。

PageTop

Mercriusと8年つきあって、改めて実感したシステム円滑導入のコツ

- これからMercriusを導入しようという「後輩ユーザー」にむけて、Mercriusと8年付き合ってきた「先輩ユーザー」だから言える、「システム導入を円滑に進めるコツ」などがあれば、お聞かせください。


どんなシステムでも同じだと思いますが、やはり利用者の各部門にキーマンを置くことが重要だと、Mercrius導入を進めながら改めて思いました。
キーマン選びの基準にこれという決定打はありませんが、私たちの経験で言うと女性が良かったですね。やっぱり女性の方がみんなに呼びかける力、まとめる力が大きいのだろうと思います。

PageTop

JFEシステムズとMercriusへの今後の期待

- 今日は、いろいろなお話をありがとうございました。最後に、JFEシステムズやMercriusへの今後の期待をお聞かせください。

img

「JFEシステムズさん、これからも一緒に無茶をやりましょう」
経営戦略部IT企画室 
前田太一 氏

Mercriusは、今、いろいろな食品会社に導入されて大活躍のようですね。ある意味、「生みの親」でもある私たちとしては、独立した息子が外でがんばっているのを見るような思いです。これからもMercriusは、もっと色々な食品会社に導入されて、そして他社の先進的ノウハウがMercriusに取り込まれてほしいですね。
そうすれば、結果的にMercriusを使う明治製菓の業務も良くなります。そんな風に外の世界で武者修行した息子が、帰ってきて親孝行してくれる。そんな展開になれば、とても嬉しく思います。
JFEシステムズには、これからもどうか私たち明治製菓の情報システムを良くするためにご協力いただけるよう、あらためてお願いしたいと思います。今後も業者間取引のシステム化や、業務用商材の商品情報のデータベース化など、やるべき課題は山積みです。でもJFEシステムズと一緒なら、そんな難題もきっとクリアできると信じています。これからも一緒にがんばりましょう。期待しています。

PageTop
 

お問い合わせ・資料請求

資料請求・デモンストレーション等、お気軽にご相談下さい。

Webからのお問い合わせ
この製品に関するお問い合わせ
電話でのお問い合わせ
03-5637-2180

受付時間9時〜17時30分
※土曜・日曜・祝日、
当社指定の休業日を除く

サイトでの個人情報の取り扱いについて サイトご利用にあたって Copyrights
このサイトに記載されている社名・商品名は各社の商標または登録商標です。商品内容や構成については、予告なく変更する場合があります。