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1878年の創業以来、三重県を代表する金融機関として堅実な経営基盤をもつ百五銀行。
他業種からの参入など、金融機関を取り巻く環境が大きく変革するなか、オープン技術を全面採用した日本ユニシス社提供『Bank Vision(バンクビジョン)』による、勘定系を含む基幹業務システムを構築。
従来より定評のある既存のサービス提供力をベースに金融商品の開発スピードの向上、システム運用コストの削減、周辺システムとの連携など、革新の姿勢を見せる。
そんな中、百五銀行が「Bank Vision」構想の一環として製品の開発企画に携わった、オープン系電子帳票システム『File Volante(ファイル ボランチ)』。 この製品に織り込まれた「特長」とは…。
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| システム統括部 システム管理課 課長 杉浦 浩氏(写真左)、事務統括部 事務統括課 課長代理 岸田 秀幸氏(写真中)、システム統括部 システム開発課 課長代理 門前 孝明氏(写真右)に詳しく聞いた。 |
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2つの検討項目はどちらも重要・必達の要件でした。
(岸田氏) |
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| #次に、機能の実装はどのように取り組まれたのでしょうか? |
企画をゼロから開始するのではなく、機能の面でも導入実績の面でも定評があるJFEシステムズ社の既存製品『FiBridgeU』をベースに検討を始めました。
具体的に、『業務効率の向上』と『情報セキュリティーの強化』という2つのキーワードを軸に徹底して機能を練り込みました。
『業務効率の向上』は、金融機関が電子帳票を効率的に利用するために必要となる機能を中心に検討。 『情報セキュリティーの強化』は、個人情報保護の施行を視野に必要となる機能を中心に検討しました。
これらの要件は両方とも妥協のできない検討項目なので、バランスにはとても神経を使いました。
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これは、「当日に参照する帳票」、「当日に出力する帳票」などの業務ステータスを集中的に管理・把握が可能となる機能のほか、「ファイリングする帳票」、「確認後廃棄する帳票」などの作業分類をヘッダー部に印刷表示するといった機能となります。
「業務効率の向上」については、金融業務で効率的に「電子帳票システム」を利用するため、機能実装に必要な技術的なアドバイスをJFEシステムズ社に求めました。
この機能実装により、従来紙で処理する業務をスムーズに電子帳票に移行できた上、印刷すべき帳票の印刷状況などステータスをログ情報から取得し「未出力アラーム」をあげることが可能となりました。
これにより、「今日やるべき確認作業」の抜け漏れの防止に結びつき、また業務効率も格段に向上しました。
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「情報セキュリティーの強化」は、時期的にも「個人情報保護法」の施行と要件定義が重なったこともあり、行内の帳票業務を含む全ての情報漏洩リスクポイントを総点検しました。
検討している間にも、行内より様々なリスクポイントが「要件」として挙げられたため、毎週のように要件が修正・追加されることになりました。
結果的に非常に厳しい要望をさせて頂くことになりましたが、日本ユニシス社、JFEシステムズ社の積極的な協力により、数々の難題を解決することができました。
しかも、決められた納期に遅れることなくご対応頂いたことに関しては、とても感謝しています。
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#次に、導入の効果についてお聞かせください。
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導入効果の測定は、帳票出力に関係する業務を徹底してシミュレーションすることから入りました。
まず、システムが展開される前の営業店テストにて、全支店に紙で配布する帳票を本部に回収しました。
全支店分の帳票の量を前に関係者一同、想像していたよりもかなり少なくなっていたので、大変驚いておりました。
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| 後日改めて、実際の本部運用部署での印刷量を計測してみました。 |
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帳票出力量は、想像していたよりもかなり低減されたという印象です。
(岸田氏) |
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| システム導入前 |
システム導入後 |
| ‐前年5月期 |
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399,745枚 |
| ‐前年6月期 |
: |
425,309枚 |
| ‐前年7月期 |
: |
635,282枚 |
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| ‐前年5月期 |
: |
265,022枚 |
| ‐前年6月期 |
: |
189,758枚 |
| ‐前年7月期 |
: |
195,106枚 |
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| 小計1,460,336枚 |
小計 649,886枚 |
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前年同時期の3ヶ月間だけで、削減量は -810,450枚という結果となり、年間では相当量の帳票が削減できそうです。当初の感覚面でも測定した事実面でも、この導入効果面は予想以上でした。
また、出力される帳票量が減ることで、業務的な能率の問題も物理的な配送の問題も一気に解消しました。 |
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| 経済効果はもとより、情報漏洩リスクが低減できたことが非常に大きな効果です。(杉浦氏) |
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近年、「個人情報保護」に対する社会からの要求レベルがどんどん高くなっており、銀行の果たすべき社会的な責務も重くなっています。
そういった状況において、今回の一連の取り組みの成果として当行が評価している点に、コストの削減といった経済的な効果はもとより、『情報漏洩リスクが低減できたこと』があげられます。
従来の仕組みですと、どうしても帳票の出力、発送、受取、編綴、保管といった工程で作業負荷と共に情報漏洩のリスクが生じてしまい、例えば、編綴や保管の場所を1つ誤っただけでも、その帳票を探すための労力は大変なものになってしまいます。
そういう意味合いからも、「情報セキュリティーの強化」とお客様に向けた「サービス時間の確保」が両立できたことは、『真にお客様から頼りにされる銀行』を目指す当行にとって大きな効果であると考えています。
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| #今後のJFEシステムズへの期待などありましたらお聞かせください。 |
当行は、今後も中期経営計画「温故知新2009」にもあるとおり、“攻め”と“スピード”の体制づくりを更に推進してまいります。
その中で、基幹系システムとの連携による新電子帳票システム「FileVolante」に対する要望や要求も出てくると思います。 そうした「良い意味での無理難題」をぶつけ合って、お互いが研鑽(けんさん)し合える関係を期待しつつ、日本ユニシス社と弊行のシステム化を支えていただきたいと考えます。
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