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経営成績 |
【全般的概況】
当期の我が国経済は、輸出や設備投資の増加などを受けて、企業収益の改善に広がりがみられ、回復基調の中で推移しました。
情報サービス産業におきましては、ソフトウェア投資の回復が景気の動きに遅れる傾向があり、売上高が概ね前年同期並みの水準にとどまる中、顧客のIT投資ガバナンスの強化と競争の激化に伴う受注条件の悪化により、損益面では依然として厳しい状況が続きました。
このような経営環境のもと、当社は主要な経営課題である販売力の強化とシステム構築コストの削減を達成する活動に精力的に取り組みました。
販売力の強化に関しては、昨年4月に全社横断型の拡販活動を行うマーケティング部を設置したことに続き、製造流通業界向けのリソース集中を狙いとした組織統合を同年7月に行うなど、戦略的な営業に向けた対策を実施いたしました。また、9月にはCRMシステム分野で中小規模コールセンターの構築に有効なUnPBXシステム「xContact」(中国BIT社製)、10月にはコンシューマ向け事業としてインターネットでの書体検索サービス「行草大字典」を開始するなど、お客様の多様なニーズにお応えするための、商品サービスメニューの充実を図りました。
当社の親会社であるJFEスチール株式会社向けビジネスにおいては、新統合システムの構築業務に注力する一方、JFEグループ企業向けのシステム構築にも精力的に取り組んでおります。
さらに、システム構築コストの削減につきましては、オブジェクト指向によるシステム構築手法の適用拡大をはじめとして、既存のソフトウェア部品の再利用や他に転用が可能なシステムの横展開を図るなど、コスト競争力強化に向けた活動を推進いたしました。
【事業部門別概況】
当期における当社グループの事業部門別の営業成績は以下のとおりであります。
●ビジネスアプリケーション・システム事業部門
金融業界向けシステムの需要が減少する中、JFEグループ向けの販売が拡大いたしました。JFEスチール株式会社の新統合システムの構築は計画通り進捗しており、JFEグループ各社においても、経営統合による新体制発足に伴うシステム需要が拡大しています。
また、JFEグループ以外の製造流通業界向けのマーケティング部の活動および組織統合による成果は、業種に特化した拡販活動に有効なソフトウェアパッケージの導入や部門間の相互連携により、営業力強化につながりつつあります。さらに、連結子会社であるKITシステムズ株式会社も順調に業績を伸ばしました。この結果、当事業部門の連結売上高は前期比1.5%増の29,778百万円となりました。
●プロダクトベース・ソリューション事業部門
CRMシステム事業では、販売傾向分析や食品等の製品情報分析ニーズの高まりを受けて、データベースシステムの分野が好調に推移しました。主力商品である「SAGENT」(米国グループ・ワン・ソフトウェア社製)に加え、「DataIntegrator」(米国ビジネスオブジェクツ社製)、商品情報統合データベース「Mercrius」(自社製)など、ラインアップを充実させました。一方、コールセンターシステムの分野は、新商品「xContact」の立上りが遅れたことから、計画通りの伸びを達成できませんでした。EC・EDI事業は、EAI分野での大型案件の受注もあり売上を伸ばしました。電子帳票システム事業は、自社商品「FiBridgeU」の顧客層および他社との業務提携の拡大が進み、引き続き好調に推移しました。
この結果、当事業部門の連結売上高は前期比4.9%増の6,647百万円となりました。
以上の結果、当期の連結売上高は前期比2.1%増の36,425百万円となりました。
利益面では、前述のシステム構築コスト削減対策に取り組みましたが、全般的な価格低下傾向に加え、コールセンターシステム事業の利益率の低下や、その他の事業において一部収益性の低い案件があった等の要因による売上総利益率の低下により、営業利益は前期比26.0%減の1,410百万円、経常利益は前期比28.0%減の1,357百万円となりました。当期純利益については、上記要因による経常利益の減少に加え、不動産売却損その他の特別損失が発生したことから、前期比46.5%減の500百万円となりました。
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